ISBN978-4-405-10678-9 C2047 : 色の仕組み (光学)

眼球は、視覚を司る光感覚受容器です。眼球はカメラに似た構造をしており、光を取り入れて電気信号に変換し、脳に伝えます。
眼球は、眼窩という骨で囲まれた空間に収まっています。眼球の構造は次のとおりです。
角膜: レンズに相当し、光を屈折させピントを合わせる。眼球の前方にあり、血管のない無色透明な組織です。
水晶体: レンズに相当し、光を屈折させピントを合わせる。
虹彩: フィルターに相当し、光量を調節する。虹彩が開いたり閉じたりすることによって、瞳の大きさが変化します。
強膜・脈絡膜: 暗箱に相当する。
網膜: フィルムに相当し、像のピントが合い、微妙な色具合や明暗を識別する。網膜のほぼ中心に位置する黄斑には、ものを見るための重要な視細胞が集中しています。
硝子体: 眼球の大部分を占め、無色透明の寒天状をしています。目のなかの代謝物質の通り道、目に対する外力をやわらげる作用などがあると考えられています。
眼球は、入ってくる光の量を調節し、見るものの距離に応じて焦点を合わせ、その画像情報を瞬時に脳に伝えるという働きを絶えず行っています。
目に光が入る仕組みは
視細胞の違いによる見え方

波長と色の関係は次のとおりです。
紫:380~430 nm
青:430~490 nm
緑:490~550 nm
黄:550~590 nm
橙:590~640 nm
赤:640~770 nm
波長が短い光は紫色に、長い光は赤色に見えます。波長が短いほど、光は強く「散乱」されます。日中は、散乱の強い青が強調されて空は青く見えます。
人間の目で見ることができる波長の範囲は、だいたい380nmから780nmで、この範囲を「可視光」と言います。可視光よりも短い波長の光(およそ400 nm よりも短い波長の光)は人間の目には見えません。

色が見える仕組みは次のとおりです。
1. 光源からの光が物体に当たる。
2. 物体は光の一部を吸収し、残りを反射する。
3. 反射された光が私たちの目に入る。
4. 網膜にある視細胞(錐体細胞)が光の波長を感じる。
5. 錐体細胞から2つの経路で脳へ伝わり、色の刺激が認識される。

物質がどの波長の光を吸収するかは、物質の電子構造に依存しています。たとえば、植物が緑色に見えるのは、葉緑素という色素が赤と青の波長を吸収し、緑色を反射するためです。
物体色は、光源からの光が物体に当って、その物体特有の波長毎の反射(透過)特性の影響を受けた光が眼に入射して視細胞(錐体)を刺激することによって認識される色です。
色覚は、生物が進化の過程で得た、色を感じ見分ける力です。しかし、実はこの世に「色」というものは存在しません。生物には、電磁波の一種である光の波長の違いを受け止める機能があって、それを脳が色として認識をしています。

人間が物の色を見る仕組みは、眼を通じて網膜に入ってきた光を視細胞の、杆細胞と錐細胞で受けて視神経へ伝えていくというものです。 杆細胞は明暗を把握し、錐細胞は赤、緑、青それぞれに反応する細胞に分化しており色みの違いを捉えるような働きをしています。

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www.google.com NM には、次のような意味があります。
ナノメートル(nanometre)の記号で、国際単位系(SI)の長さの単位です。1nmは10億分の1メートル(10−9メートル)です。光の波長や原子・分子の構造を表すのに使われます。
ニュートンメートル(newton metre)の記号で、国際単位系(SI)における力のモーメント(トルク)の単位です。
海事略語で、マイルや海里を意味します。1NMは1,852Mです。
英語の「Never mind」の略で、「気にしないで」「心配するな」「がっかりしないで」「何でもない」という意味です。
 

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