岡山に国内初のモノパイル製作所、洋上風力発電の基礎部分を生産…「世界最高の技術が確立できた」

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JFEグループのJFEエンジニアリング(東京)が、国内初となる洋上風力発電の着床式基礎構造物(モノパイル)を製造する「笠岡モノパイル製作所」を岡山県笠岡市内に建設し、報道陣に公開した。4月から生産を開始し、2025年度中のフル生産時には約300人の地域雇用が生み出されるという。

同製作所は、JFEスチール西日本製鉄所福山地区内にあり、敷地面積は約20ヘクタール。22年5月から工事に着手した。敷地内には鋼板を曲げたり溶接したりする素管工場、研掃・塗装工場、保管エリアなどが設置されている。

製造工程は、〈1〉JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区で製造した鋼板を曲げて円筒状の「単管」を作る〈2〉5本程度の単管を溶接し「中管」にする〈3〉移動建屋内で、中管を4本程度つないで「長管」にして、塗装して出荷する――の順。